快適な移動をサポート!車いすの付属品の必要性と選び方を解説

公開日:2023/12/15  最終更新日:2023/09/27

車いす

この記事では、車いすの付属品を紹介し快適な移動ができるよう情報収集しました。使用する場面や疾患の特性によっても必要な付属品は異なります。車いす付属品の選び方や有効な使用方法を解説します。車いすは移動手段として生活を支える大切なパートナーです。安全・安楽に過ごせるようカスタマイズし自分だけの車いすにしましょう。

車いすの付属品の必要性とは

車いすは、移動手段として、生活手段として利用する方にとっては、自立を支える大切なパートナーです。車いすを利用するときに「座り心地がもっと良かったら」「ブレーキが使いにくい」「姿勢を保持するのにフットレストやアームレストの位置が変えられたらいいな」など、不便を感じるときに手助けしてくれるのが車いす付属品です。

このような不便を感じたときがチャンスです。自分に合った車いすにカスタマイズできるよう付属品を試してみましょう。状態に合わせた車いすを利用すると、快適に安楽に過ごせる、生活動線がスムーズになる、姿勢保持ができる、床ずれ予防ができるというメリットがあります。

長期間利用していると、不便さに気付かないで過ごす人も多くいるので、定期的に福祉用具専門相談員やケアマネージャーに相談し、使用中の車いすや付属品が妥当か評価しましょう。要介護2以上の方は介護保険対象となる付属品があります。

クッションやブレーキ、電動補助装具、車いすに固定できるテーブル、フットサポートが対象となります。介護保険では、日常生活上の便宜を図るためのものとして適用が認められるため、旅行や、短期宿泊のための一時利用として使用する場合は、対象から外れるので注意しましょう。

車いすの付属品の種類と選び方

車いす付属品の種類と選び方について紹介します。車いす付属品の中でも、利用頻度の高い車いすクッションですが、利用の目的は体圧を分散させること、座る姿勢を安定させる、臀部や仙骨部にできた床ずれをカバーしながら、座れるものを選びましょう。

クッションの素材選びも重要です。ウレタンを使用したクッションは、衝撃吸収や体圧分散に優れており、負担が局所に集中せずフィットします。座ったときに底付きしない硬さや、厚みがある物を選びましょう。

ジェル状クッションは、衝撃吸収性に優れており、材質の変化が起きにくいので、長期間使用しても効果が持続します。通気性はウレタンクッションよりも悪いといったデメリットがあります。空気入りクッションは、空気の入れ具合を調整できるので、その時の状態によって調整可能です。

定期的に空気量が合っているか、メンテナンス時に評価してもらいましょう。体圧分散で優れているのは、空気入りクッションと言われており、その次にジェル状クッション、ウレタンクッションといった順番になります。延長ブレーキは、疾患によって標準装備のブレーキに手が届かない場合や、握り辛く操作しにくい場合使用します。

アームレストは利用者身体にあった高さや硬さのものを選び、上後方に跳ね上がる物もあるので、ベッド移乗に介助が必要な方が利用されます。フットレストは、開閉可能なものや脱着できるものもあり、移乗時の皮膚損傷や打撲防止になります。

車いす専用テーブルは、両肘をテーブルに乗せることで姿勢保持が可能になる場合があります。福祉用具専門相談員に相談し利用者に応じた、車いす付属品を選びましょう。介護用具は日々進化しており「あったらいいな」が実現されていることもしばしばあります。

車いすの付属品を選ぶ時のポイント

選ぶ時のポイントは、利用される方の状態に合わせたものを選択しましょう。身体に変形や床ずれがあるときは、担当医師にどのようなものが良いか相談しましょう。アームレストやフットレストは、クッションの座面の高さによっても変動するので、適正位置になっているか注意が必要です。

装着後の変化を予測しましょう。例えば、電動補助創始を使用する場合、車いすの耐荷重を超えてしまう可能性もあるため、車いすごと交換が必要になる場合があります。車いすの重さが増量して利用者・介助者共に負担が増す場合があるので、両者が無理なく使用できるか考慮しましょう。安全面について評価しましょう。

車いすブレーキは坂道で加速防止に役立ち、命を守る使命があります。利用者に合わせたブレーキサポート補助具の使用は、車いすを自走する方には重要ですが、付属品が付くことで移乗動作を妨げないか、生活全体を通して安全面の評価が必要です。

車いす上で快適に過ごせるかどうかが大切なポイントです。日々変動する体重によって、車いすの座り心地も変動します。

急な体重減少によって、骨が突出し圧迫され痛みを感じるなど、その都度、クッションの調整や変更し、座り心地を良くするだけでも生活の質は向上します。付属品選びは安全性、利便性、快適性を考慮しましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。車いす付属品の必要性と選び方について解説しました。利用者の身体的特性を考慮し、付属品でカスタマイズされた車いすは、自立を援助する生活のパートナーです。快適で安全、利便性が高いと寝たきり予防になり、意欲的に生活できる方も増えるでしょう。この記事が、車いす付属品利用を検討される方の参考になれば幸いです。

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